簿記3級に始まって、税理士、会計士、診断士その他、いろいろな資格試験を勉強しました。それぞれの体験談・オススメ勉強法は個別の記事にまとめました。
個別に書いてしまうと、その資格にチャレンジする時点で、どの程度の知識があったのかがわかりにくくなります。
極端な話、会計士が簿記2級にチャレンジしても、「その記事の意味ってあるの?」ってなりますし。
この記事では、資格マニアのクスノキが、どのような順番で、資格に挑戦していったのか、をお伝えします!
- 1998年7月 情報処理技術者試験(一種)
- 2000年? 情報処理技術者試験(プロダクションエンジニア)※不合格
- 2001年7月 情報処理技術者試験(DB:テクニカルエンジニア(データベース))
- 2001年11月(6月かも) 日商簿記3級
- 2002年2月 日商簿記2級
- 2002年ごろ 中小企業診断士 ※不合格
- 2003年ごろ 公認会計士(短答) ※不合格
- 2007年12月 税理士試験科目(簿記論・財務諸表論・消費税法)
- 2008年12月 税理士試験科目(法人税法・相続税法)
- 2009年12月 情報処理技術者試験(SA:システムアーキテクト)
- 2010年11月 日商簿記1級
- 2011年3月 FP3級
- 2012年12月 宅建
- 2013年11月 公認会計士(論文)
- 2015年6月 情報処理技術者試験(SC:セキュリティスペシャリスト)
- 2015年12月 情報処理技術者試験(NW:ネットワークスペシャリスト)
- 2016年12月 技術士(情報工学部門・1次)
- 2017年12月 中小企業診断士
- 2018年3月 ビジネス会計2級
- 2018年6月 FP2級
- 2018年12月 CFP
- 2019年11月 FP1級
- 2022年8月 社会保険労務士 ※不合格
- まとめ(税理士・会計士・診断士・CFP合格クスノキの資格試験挑戦リスト)
1998年7月 情報処理技術者試験(一種)
これは社会人2年目ですね。
大学4年あたり(合格証書がなくて不明)で、二種に合格していました。
二種の合格は、大学の同級生が3年生(2年生)の頃、合格していたことがきっかけ。
クスノキ自身は大学院に進む予定で、履歴書に書くために慌てる必要もなかったので、4年あたりで取りました。
一種の合格に役立ったのはアイテックの教材。個人的には好みです。情報処理技術者試験では、いつも(一種以降も)アイテックを使用していました。
2000年? 情報処理技術者試験(プロダクションエンジニア)※不合格
今では存在していない試験です。
結構、アカデミックにアルゴリズムとかを問われた気がします。
社会人になって、職場ではプログラミング無双していましたが、大学とかで扱うものとは比較にならないほど簡単な水準。
だから、この頃にはアルゴリズム関係のテクニカルは衰えていました。
残業過多で準備不足だったこともあるけど、単純に能力の問題で不合格でしたね。
こういう純粋にテクニカルを問う試験こそ、復活して欲しいんですが。
2001年7月 情報処理技術者試験(DB:テクニカルエンジニア(データベース))
これも仕事に関連しています。社会人5年目ですね。
日頃からファイル設計、テーブル設計、性能改善を意識する機会が多かったので、受けてみる気になりました。
正直、すべての資格を振り返った今、最も楽勝だった試験です。
アイテック教材を使用しましたが、問題・解答を眺めて「これ、いけるなー」と。対策する必要もないなと。
本番でも、出題者の意図が透けて見える感じ。全然、楽勝でした。
2001年11月(6月かも) 日商簿記3級
社畜まっしぐら(月間300h労働が通常)の中、勉強を始めました。
後輩(当時、診断士を勉強中)の「簿記ぐらい社会人の常識ですよ~」という発言がきっかけ。
ちゃんとした後輩だったので、素直に従ってみました。
簿記なんて触れたことがなかったので、「B/S、P/Lって何?」「減価償却費って単語、覚えるの?」状態でした。
「簡単。独学でOK」という人が多いけど、ゼロからスタートのクスノキに独学は無理と感じました。
素直に予備校を頼って正解でした。
2002年2月 日商簿記2級
3級に続けて受験しました。
こちらも予備校を利用しました。
3級の勉強が新鮮だったので、このときだけ、予習なんてしちゃいました。残業過多なのに。
予習で殆どの論点を理解できた(無知で始めた3級より、2級の方が容易だった)ことで、多少の基礎知識があれば、必ずしも予備校は必要ないことがわかりました。
2002年ごろ 中小企業診断士 ※不合格
後輩が勉強(合格)していた診断士。
後輩の「診断士はいいですよ~」の何がいいのか確認したくて勉強。
社畜まっしぐらの中での無謀な挑戦にも関わらず、運よく一次は合格。
二次は受けても、合格できっこないと諦めて、受験せず。不合格
2003年ごろ 公認会計士(短答) ※不合格
下手に診断士の一次に合格してしまい、無謀にも会計士にチャレンジ。
「すごく難しいとされる会計士って、どれぐらい難しいんだろう?」という興味本位。
相変わらずの社畜まっしぐらの中、一応は受験。
当然に玉砕。完膚なきまでに。
短答はマークシートにも関わらず、40点やや越えだった記憶。全く話にならず。不合格
2007年12月 税理士試験科目(簿記論・財務諸表論・消費税法)
社畜まっしぐらで、入社2年目以降は残業100h超過が常態。
でも、お客様・協力会社と現場レベルで協調して、オープン系開発を推進することに意義を感じていました。
そんな中、クスノキ個人として「退職するまで、この会社にいたらダメだな」と思うことが蓄積されてきて、将来SEを辞めることを決心(詳細は税理士の記事)。
そして、税理士試験にチャレンジ。
職場でのプロセス・成果を見てきたお客様から、それまでとかけ離れた、ゆるい仕事を提供してもらいました。
とてもありがたい環境に恵まれて、無事に3科目に合格。
2008年12月 税理士試験科目(法人税法・相続税法)
引き続き、とてもありがたい職場環境。お客様には感謝しかない。
ほぼ月間300hは働いていたドーピング効果(過労に対する麻痺)が薄れて(正常化)きて、勉強にしんどさを感じてきました。
どうにか踏ん張って、税理士試験5科目合格を達成。
会計事務所への転職を考えましたが、今みたいに転職市場は活況ではありません。
結果、退職は踏みとどまりました。
2009年12月 情報処理技術者試験(SA:システムアーキテクト)
こちらは仕事関連。
アプリケーションエンジニアだったので知識は楽勝です。
1年目、午後の論文を自由に書き過ぎて不合格になったので、2年目は控えめに対象を絞ってレベルを下げた内容にして合格。
2010年11月 日商簿記1級
税理士試験の知識が風化しないように、簿記1級にチャレンジ。
一度、工業簿記?で足切りをくらい不合格。2回目で合格。
2011年3月 FP3級
将来の税理士転向を見据えて、幅広い知識を得よう、と思いチャレンジ。
勉強コストが安いことも魅力でした。
簡単と言われるFP3級ですが、簿記3級のとき「0を1にする」大変さをわかっていたので、独学ではなく、素直に講義を聴いて勉強しました。
2012年12月 宅建
これは趣味で受験しました。ごめんなさい。
有名な資格だったので、「どういう勉強なんだろう?」という興味。
素直に予備校に頼って、予備校の授業も素晴らしかったのにも関わらず、暗記に苦戦。
丸暗記の要素の薄い「権利関係」で点を稼いで、無事に合格。
2013年11月 公認会計士(論文)
論文を4回(短答も2回)も受験して合格できました。短答は2010年・2013年、論文は2010年~2013年の受験です。
これも、税理士知識を風化させないことと、知識を拡充することが目的。
ちょっとライフワーク的になっている感はありましたが。
2015年6月 情報処理技術者試験(SC:セキュリティスペシャリスト)
職場のお客様がすこぶる優秀で、反面、仕事を受け過ぎて、つらそうでした。周りが誰も付いていけていない。
昔の自分を見ているようで、少しでもサポートしようという気に。
セキュリティ関連の知識も求められる職場でした。
体系的に勉強しておいた方が、仕事の効率がいいのはわかっていたので、予備校を利用して本格的に勉強。
IT関連で予備校に頼るのは初めての経験でした。
2015年12月 情報処理技術者試験(NW:ネットワークスペシャリスト)
こちらもセキュリティスペシャリスト挑戦時と同じ職場。
アプリケーションエンジニアだったクスノキは、ネットワークを遠ざけていましたが、知識を求められる職場だったので、勉強しました。
セキュリティスペシャリストと同様に、素直に予備校を利用。
2016年12月 技術士(情報工学部門・1次)
「45歳で退職しよう」と決めていて、数年後に迫ってきました。
何かSEをやってきた証を残そう、と思い受験することに。
無事に合格。
結局は、税理士に役立つ勉強を優先しようと思い、2次試験は断念。
2017年12月 中小企業診断士
将来的に独立することを想定すると、いろいろな業種の人と交流を持てた方がいいと思ったことがきっかけ。診断士は業種・職種バラバラなので。
予備校の1.5年コース(翌年合格目標)でしたが、1次試験免除が3科目もあったので、当年の合格に挑戦。
2次試験は、最高すぎる教材、財務・会計アドバンテージを武器に合格。
2018年3月 ビジネス会計2級
診断士にて学習した財務・会計の知識だけで合格できそうだったため、受験。
浅い理由です。ごめんなさい。
100点をとったので、記念品を頂きました。
2018年6月 FP2級
動機は診断士と同じ。多くの業種と知り合えるのは魅力です。
3級のときに基礎知識は勉強できていたので、テキスト読み込みだけで対応。
2級合格の後、AFP認定。
2018年12月 CFP
AFPとのメリットの違いは不明でしたが、勉強することに意味はあるはず、と思い受験。
過去問題集が秀逸なのに助けられて、無事に合格。
2019年11月 FP1級
FP知識の復習に丁度いいので勉強を開始。
また、CFP合格の後のFP1級合格は簡単、という情報を信じて受験することに。
2022年8月 社会保険労務士 ※不合格
2社目の会計事務所にて、お客様から社会保険を尋ねられることが多数ありました。
都度、調べるより、一度しっかりと勉強した方が効率いいなと思い、勉強することに。
結果は、2021年8月に引き続き、2022年も不合格。
勉強時間を確保しきれなかったこともありますが、丸暗記の要素が多く、理屈で覚えるクスノキと相性が悪いのでしょう。
2022年、総合点は基準に達していたのですが、科目足切りを食らいました。恥ずかしいことに、選択でなく、択一の方で。
体系的に勉強する目的は果たせたので、2023年以降に受験するかは未定(2023年は受験しない予定。事業再構築補助金の仕事と、会計・税務ソフトと戯れることに時間を注ぎたい)。
まとめ(税理士・会計士・診断士・CFP合格クスノキの資格試験挑戦リスト)
本業であったIT関係(ベンダー試験は除く)も含めて、資格試験挑戦の変遷をまとめてみました。
簡単な記載ではありますが、どんな経緯で取得していったのか、把握して頂けたのではないかと。
それぞれの資格に関する記事も参照して頂けると幸いです。
そんな資格マニアのクスノキが、多くの方に最もオススメしているのは、FP3級・2級です。
少しでも興味のある方は、FPの記事もご参照ください!